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卒業生たちが社会でどのように活躍しているかを紹介する“【生命環境学科生命科学コース】卒業生の声"を昨年から不定期で連載しています。前回に引き続き、阿部研究室(生体機構学研究室)の胚培養士をしている卒業生です。研究室で学んだことをいかして、お仕事をされています。
藤本 有美さん(柳学園高等学校(現:蒼開高等学校)2022年生命環境学部生命科学科卒業)
Q.今はどういうお仕事をされていますか?
大阪にある不妊治療専門のクリニックで働いています。患者様の卵子と精子を体外で受精させ育て、その受精卵を移植する(体内に戻す)までの間お預かりする、といった仕事が主になります。患者様の妊娠?出産に繋がる仕事なので、やりがいがあります。
また、最新の情報や知識を収集する為に定期的な学会参加も行っています。
Q.庄原キャンパスでの学生時代はどのように過ごされてましたか?
大学の授業や研究室はもちろんですが、それ以外の時間はアルバイトやサークル活動、友人達と遊んで過ごしていました。
Q.庄原キャンパスで思い出に残っていることは?
1番思い出が多いのは友人達と過ごした時間です。庄原キャンパスのある庄原市はお世辞でも栄えているとは言えない街でした。庄原キャンパスも標高300m近い山の中にあり、授業の合間の過ごし方も友人達と喋るぐらいしかする事がありませんでした。ですが、その時間が私にとっては1番の思い出です。
Q.本学科を志望した動機は?
高校の生物の授業が1番好きだったからです。大学でより詳しく学ぶなら生物が良いと思い、志望しました。
Q.庄原キャンパスで学んだことは今のお仕事などにどのようにいかせていますか?
阿部研究室ではイヌ卵子の体外成熟の研究を行っていたため、顕微鏡下で卵子を扱う操作の応用が今の仕事に役立っていると思います。また、発生学や生理学、生体機構学といった大学の授業で得た知識も、仕事内容を理解する上で大変役に立っています。
Q.他の都道府県から庄原キャンパスに来られていかがですか?広島から離れて広島への思いは?
先にも言ったように、庄原は決して栄えている環境ではありません。夜はすぐ点滅信号になり、冬には膝まで埋まるほどの大雪が降ります。ですが、庄原キャンパスに来なかったら、外で寝転がって星を楽しむ大学生活は送れなかっただろうなと思います。広島(庄原)から離れてから、そういうことを思う事が多くあります。
Q.最後に何かひとこと
中国足彩网の皆さんは、受験勉強が嫌になっているかもしれませんが、乗り越えると?人生の夏休み?とも呼ばれる大学生活を迎えられますので、悔いの残らぬよう頑張ってください。
在学生の皆さんは、大学を卒業するまでにやりたいことをやり尽くしてください。私は社会人になってから?人生の夏休み?と呼ばれる意味を実感しましたので、悔いの残らぬようキャンパスライフをお過ごしください。
生物資源科学部生命環境学科生命科学コースの阿部研究室と山下研究室では生殖関係の研究をしています。学んだことをいかして、胚培養士の仕事をしている方もおられます。関心のある方はホームページをのぞいてみてください。
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