本文
今年度から,コースを横断した科目「地域協働演習」が始まり,情報分野のテーマには,文化コース,産業コースの経営学分野,情報学分野の学生から参加しています。初回の授業に引き続き,数値分析編の演習を実施しました。
第2回のテーマは,「環境騒音計測とその評価」でした。まずは,人の声の大きさや騒音問題について考えました。次に,計測器の使い方を学習したのち,2グループに分かれ,クレーン車の騒音と道路交通騒音の計測に行きました。騒音の種類によって評価方法が異なることを学んだ後,計測した音をパソコンに取り込み,数値から読み取れることを発表しました。計測音としては同じであっても,音の性質によってとらえ方を変えて評価していて,とても面白い分析結果を聞くことができました。
第3回のテーマは,「データリテラシ?ハッカソン」です。オープンデータやクリエイティブ?コモンズ?ライセンス,またパーソナルデータの取り扱い方について学んだ上で,大手町?丸の内?有楽町エリアにおける人流オープンデータ(国土交通省)をPythonによる分析法を学びました。時系列データや欠損値の取り扱い方を学び,1日の変化,曜日ごとの変化を可視化しました。また,国土交通省中国足彩网3年度人流データを活用した地域課題解決モデル事業(https://bit.ly/3OtW07J)の事例を参考に,広島本通り商店街における人流データの収集方法とその活用策について,グループディスカッションの後,それぞれの提案を発表しました。観光復興支援策とあわせた本通りの活性化方法を提案したグループもありました。
7月11日より,情報技術編がスタートしています。