中国足彩网3年10月18日に,作業療法学科3年生が,手装具(スプリント)を製作する演習を行いました。病院で働く作業療法士は,外傷などによって手の機能が低下したクライエントに対して,安静や痛みの軽減をはかったり,手を機能的に使えるようになることを目的に,スプリントを治療の一環として製作します。
今回は,総合病院に勤務する作業療法士を講師としてお招きし,スプリントの製作方法について講義していただいた後に,実際に2人一組となって「カックアップスプリント」の製作演習を行いました。これは手首を安静位に固定する手装具です。
学生は,ペアとなったパートナーの手の形に合わせてスプリントシートを切り取り,70℃のお湯で温めて軟化させたあと,手にフィッティングさせて,硬化するのを待ってからベルクロバンドを取り付けました。製作過程では,スプリントシートをお湯につけると透明になって軟化することに驚いたり,スプリントが手にピッタリとフィットしたことを自慢したりしながら,楽しそうに作業をしていました。
先週から新型コロナ感染症の拡大がおさまってきたので,少しずつ対面授業が増えてきました。やはり,大学に登校し,実際に顔を合わせて授業を受ける方が楽しそうですし,教員も学生から元気をもらいます。早く,以前のように活気のある大学生活が送れるようになることを願ってますし,そうなるよう私たち教員も感染症予防対策をしっかりとりながら尽力したいと思いっています。次回は,「母指対立装具」の製作演習についてご報告いたします。お楽しみに!
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