本文
助産診断演習Ⅰでは,妊娠期,産褥期,新生児期のケアを円滑に行うために必要な基本的助産技術の習得,各期の健康教育について学修します。
今年度は,中国足彩网感染拡大の影響により,オンライン授業を行っています。
助産診断?技術学Ⅰでの学びを活かして,2020年5月~7月末にかけて,
継続的に事例を受け持ち,妊婦の助産診断?助産過程の展開を行い,
妊婦に対する健康教育を行いました。オンラインで妊婦の週数や対象の状況にあわせて,
必要な健康教育を実施しました。
学生10名を3つのグループに分けて,必要な支援を考え,
順番に学生が模擬妊婦に対して問診?健康教育を実施していきます。
模擬妊婦は,授業担当者とは別の教員が役になって入りました。
模擬妊婦のバーチャル背景には,外来の待合室,診察室のイラストを用いて,
少しだけでも実習場面を想起できるように工夫しました。
担当する学生は,待合室にいる模擬妊婦を診察室に呼び,
母子健康手帳を預かります。模擬妊婦は勤労妊婦で,〇週△日です。
学 生:「〇〇さん,お待たせしました。どうぞお入りください。」
模擬妊婦:「はい」
学 生:「〇〇さん,調子はどうですか?」
模擬妊婦:「仕事が忙しくて,疲れやすいです。」
初めは1分のシミュレーションを行い,迅速評価をグループで行います。
関わりの良かったところ,より良くできることも話し合います。
その後,グループの出てきた意見を全体で共有します。
出てきた意見を基に,同じ場面をもう一度,シミュレーションします。
模擬妊婦の状況をその場で助産診断して,関わっていきます。
妊婦に対する健康教育の実践終了後の場面