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所属:地域創生学部 地域創生学科地域産業コース 職位:教授 学位:博士(経営学)
研究室:県立広島大学広島キャンパス1646号室
E-mail:mhirano@(@の後にを付けて送信ください)
研究内容:https://researchmap.jp/read0127284
現在進めている研究は,国際合弁企業の知識創造プロセスの特徴を実証研究によって解明することを目的としています。
国際合弁企業を対象とする経営学的実証研究
現在進めている研究の目的は,上述のように,国際合弁企業の知識創造プロセスの特徴を解明することです。具体的には,(1)国際合弁企業の知識創造プロセスを規定している環境状況とコンテクストの特定化,(2)知識創造プロセスと組織成果の相互関係の解明,(3)合弁企業の組織プロセスに関する新たな理論モデルの構築,および(4)国際合弁企業のマネジメントに関する実践的な提言を試みることです。
現在進めている研究は,国際合弁企業の知識創造プロセスの特徴を実証研究によって解明することを目的としています。近年,企業間競争がグローバル化するにともない,わが国でも多くの企業が,存続と成長の有効な手段として海外企業との合弁事業を展開してきています。企業は合弁事業を有効に展開することにより,市場参入や技術革新の速度を早め,開発リスクを削減し,経営資源を補完することができます。しかし合弁事業は,資本的に独立した2社以上の企業の提携であり,その関係は不安定で,成功裡に進められている事例は決して多くありません。
合弁事業の展開は,両親企業と合弁企業が事業展開の中で培った独自の優位性,すなわち知識を獲得?活用?創造するプロセスとして捉えることができると考えています。合弁事業では,両親企業の既存の知識を活用するだけでなく,合弁企業自体が新たな知識を創造する能力を構築することが極めて重要となります。
国際経営学の分野における合弁事業に関する従来の研究は,内部化理論,資源依存理論,ゲーム理論などにもとづいて分析されてきました。このような理論にもとづく分析は,わが国においてもいくつか行われてきましたが,未解明の経営現象も少なくありません。国際合弁事業を両親企業の知識の融合と国際合弁事業を両親企業の知識の融合と国際合弁企業による新たな知識の創造プロセスとして捉えた場合,組織的知識創造モデルは極めて有効な理論的枠組であると考えられます。 現在進めている研究の目的は,上述のように,国際合弁企業の知識創造プロセスの特徴を解明することです。具体的には,(1)国際合弁企業の知識創造プロセスを規定している環境状況とコンテクストの特定化,(2)知識創造プロセスと組織成果の相互関係の解明,(3)合弁企業の組織プロセスに関する新たな理論モデルの構築,および(4)国際合弁企業のマネジメントに関する実践的な提言を試みることです。
海外展開の促進,もしくは,今後海外への進出を計画している企業等と連携して,企業間提携や合弁事業の経営手法の改善や新規合弁事業の構築に関する実践的な提言を行っていきたいと考えています。また,コーポレート?ガバナンスの研究や社外取締役の経験等を通じて,コーポレート?ガバナンスの構築,企業経営や人材育成についての実践的な提言なども行っています。
グローバル化,戦略的提携,ジョイント?ベンチャー,知識経営,コーポレート?ガバナンス