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海外留学体験談【短期海外研修】

印刷用ページを表示する 2023年10月11日更新

ソウル市立大学(韓国)

 
参加学生氏名 岡 歩美さん
所属 保健福祉学部看護学科
留学年次 4年次
期間 中国足彩网5(2023)年8月3日~8月19日

 渡航した日は、空港からソウル市内への移動、入寮手続き、SNSで繋がっていた友達と換金などをして過ごしました。寮は2人部屋で、日本人とルームメイトでした。

登校初日のレベル分けテストで、初級1、初級2、中級の3つのクラスに分けられました。テストは、筆記とスピーキングで、筆記のテストは韓国語の問題の意味を理解してハングルを書けなければ難しい内容でした。

 私は中級クラスに振り分けられ、その日の午後から授業を受けました。クラスは4人で、全員日本人でした。他のクラスより人数が少なかったため、授業中や休憩中に積極的にコミュニケーションをとることができました。出身地はバラバラでしたが、授業を通して仲良くなることができ、休日や授業後も一緒にご飯を食べたり、遊びに行ったりしていました。クラスメイトの1人が正規で語学堂に通っていたため、食堂の細かい使い方や学校近くのおいしいお店などを教えてくれ、とても充実した生活を送ることができたと思います。

 授業は100%韓国語で進められ、語彙や文法なども全て韓国語で説明されます。授業は基本1~6時間目までだったため、6時間ずっと韓国語を聞くのは正直疲れましたが、そのおかげでリスニング能力は格段に向上したと感じます。また、先生は分かりやすい簡単な言葉を選んで説明してくれますが、話している内容が理解できると自分の語学力の自信にも繋がりました。韓国語は日本語と文法が似ていて、簡単に習得できる言語というイメージがありましたが、いざ学習してみるとパッチムの不規則変化や尊敬語の使用方法など、理解が難しい内容もたくさんありました。ただ、中学校や高校で日本語を用いて英語を習うのとは全く違う感覚なので、現地で韓国人の先生に100%韓国語で言語を教えてもらうという価値はあったと感じています。

 今回参加したプログラムには、全部で2回、文化体験授業がありました。1回目は螺鈿(らでん)細工体験で手鏡を作成し、2回目は韓国料理のチャプチェとプルコギを作る料理体験をキッチンスタジオで行いました。どちらの体験もクラスメイトと楽しく実施することができました。

今回の短期語学研修は、クラスメイトは全員日本人で、常に一緒にいたので、語学力を向上させるには完璧な環境だったとは言えません。しかし、クラスメイトの年齢もライフステージもさまざまで、それぞれが目標に向かって行動を起こしている姿を見て、人生の選択肢の多様性を考える機会にもなりました。全国各地から集まった4人が偶然同じクラスになって、仲良くなって密度の濃い2週間を一緒に過ごせたことは大切な思い出になりました。

 今後は、自分の韓国語能力がどれくらいなのか、目に見える結果として判断できるように韓国語能力試験を受験する予定です。受験日まで継続して韓国語を学習し、良い結果を得られるように努力していきたいと思います。

授業風景 螺鈿