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10月30日〜11月1日の3日間にわたり,安芸グランドホテルで開催された第32回マルチメディア通信と分散処理ワークショップ(DPSWS2024)(主催:情報処理学会 DPS研究会)において,本学地域産業コース情報分野の重安研究室に所属する3名の学生が以下の学会発表を行いました。
(DPSWS 2024のURL:https://www.dpsws.org/2024/)
■口頭発表
非常時電力供給を目的としたバッテリー交換型EVを用いた平常時電力輸送システム
畑本 真優,重安 哲也(県立広島大学)
■ポスター発表
NDN-VANETにおける緊急情報の迅速拡散を目的とした優先送信制御
徳永 奈琉,重安 哲也(県立広島大学)
バッテリー交換型EVを用いた実質電力需要におけるダックカーブ改善に関する検討
津島 裕佳,重安 哲也(県立広島大学)
DPSWS2024は,事前の査読(専門家による論文審査)を経て受理された論文のみが発表できる学会です。上記の3件の発表は査読を乗り越えるために夏休みの一部を返上して論文執筆に取り組んだ結果,見事,当日の発表にこぎつけました。
また,上記のうち,畑本真優さんは,受理された論文の中でも優れた論文であるとして,査読結果に基づき学会中に奨励賞として表彰を受けました。また,実際の当日の発表内容をもとに行う,プレゼンテーションに対する評価では,最優秀プレゼンテーション賞にも選定さるなど,DPSWS2024において2つの賞をダブル受賞することになりました。
また,ポスター発表を行なった津島裕佳さんは,ポスター説明内容に基づく評価の結果,こちらも優れたポスター発表であるとして,優秀ポスター賞の表彰を受けました。
津島さんは学部4年生ですが,DPSWSは社会人研究者や大学院生による発表が多い中,表彰を受けたことは,とても心強い限りです。
今後は,3件の発表は,いずれも学会中にいただいた多くの有益なコメントをもとに,さらに研究を発展させるべく努力することになります。