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本記事では,中国足彩网4年度第3クォーターから始まっているAIシステム開発プロジェクト演習の第9週~第12週に実施された授業内容についてご紹介します。
第1週~第8週の授業については以下より御覧いただけます。
【情報学分野(地域産業コース)】AIシステム開発プロジェクト演習が始まりました
【情報学分野(地域産業コース)】AIシステム開発プロジェクト演習(第5週~第8週)を実施しました
第9-10週 「AIでデータの生成:存在していないデータを作り出す」(担当:陳金輝)
このトピックではディープラーニングの1種である敵対生成ニューラルネットワークの理論,応用と実装に関する内容の授業を行いました。前半では背景知識として畳み込みニューラルネットワークの基本構造と画像処理技術の基礎事項を紹介して,敵対生成ニューラルネットワークの理論,生成器と識別器がどのように連動的学習するのかについて詳しく解説しました。後半ではPythonで畳み込みニューラルネットワークを用いて敵対生成ニューラルネットワークの実装演習を行いました。作成したAIモデルにより,存在しない人物の肖像生成といったAI技術を体験しました。
第11−12週「現代制御理論によるシステム制御演習」(担当:重丸伸二)
本演習では,現代制御理論を用いたシステム制御演習を行いました。まず,状態空間表現によるモデルの記述,状態フィードバック制御側の設計方法を勉強しました。その後,Ball&Beamの制御実験教材を用いて制御実験を行い,フィードバック制御によりボールの位置を一定の範囲に制御できることを確認しました。