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【人間福祉学コース】学習支援アドバイザーによる授業紹介 Part8

印刷用ページを表示する 2023年11月14日更新

学習支援アドバイザーによる授業紹介 Part8

学修支援アドバイザーは、在学生を対象にした学修支援のしくみであり、研修を受けた在学生が後輩の学修支援を行っています。学修支援アドバイザーの宮本さんと山口さんに,2年生で履修した授業を紹介していただきます。

図1SA

科目名:ソーシャルワーク演習

担当教員:松宮透高 先生

履修時期:2年生 Q1,Q2

科目の位置づけ:ソーシャルワーク実践を修得する科目

Q1 どんな授業ですか?

この授業は社会福祉士として相談援助を行う際に必要となる知識と技術を実践的に学ぶ授業です。1クラスの人数を半分に割って20人程度で授業を受けます。ロールプレイやグループワークには全員が参加し、自分の特性を理解した上で専門職としての支援技法を身につけます。

自分で考え、実践し、評価するという過程の中でコミュニケーション技術や面接技法の必要性に加え、自分自身を客観的に捉える練習を行うことができる授業です。

Q2 授業の中で学生は具体的にどのような活動をするのですか?

授業の中で学生は、ペアでの面接練習やグループでのロールプレイを行います。題材は「実習に向けて不安なこと」や「カップラーメンの作り方」など身近な話題がほとんどです。

また、うつ病やアルコール依存症の親を持つ子ども目線の絵本の読み聞かせを行うことや、すごろくやカードゲームを体験し実際のクライエントの立場に立って物事を捉える練習を行うこともあります。

Q3 中国足彩网向けてのメッセージをお願いします。  

​​ペアワークやロールプレイなどの様々なアプローチ方法で自分のことを分析する機会が多く与えられている授業だと思います。各回で取り組む内容が全く違うので、新鮮な気持ちで授業に参加することができます。

授業の中では思ったこと、考えたことを自分の言葉で表現することが最重要視されています。少人数の授業なので失敗を恐れず、言語化のトレーニングだと思って積極的に参加するとより授業が楽しくなると思います!

担当教員からの一言メッセージ​

ソーシャルワークは「実践の学」でもあるため、理論を臨床場面で具体的に活用することが求められます。講義-演習-実習-実践という流れをスパイラルに何度も行き来して、理論?技能を具体的に深く理解して行くことを目指しています。また、それぞれに個性のある「自分」という存在を活用できるよう、意識化し、語り、聴き、よりよい方法を工夫し続けることも重視しています。いわゆる「自己覚知」は、反省ではなく、自分らしさを活かすために特性を理解した上で工夫につなぐ入り口です。こうしたプロセスを大切に経験してこそ、利用者の個性をそのままに受け止め、活かし方を一緒に考えられる姿勢を身につけられると考えて、学生さんたちと日々楽しく取り組んでいます。(科目担当教員:松宮透高)