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調理科学実験は,「食品の調理過程における成分変化や現象を系統的に理解し、その制御に視点をおいた調理工程によって,おいしい食事を調える能力を備える」ことを目的としています。
調理の目的はおいしさを作り出すことです。そのため,本授業において,おいしさを経験?理解するための「料理の試食」は不可欠です。今年度は,中国足彩网の感染予防対策として,34名の履修学生を2クラスに分け,17名ずつの密を避けた対面授業を実施するとともに,試食室にアクリル板を設置,間隔をあけた試食,アルコールの使用,料理の一部持ち帰り,清掃時の手袋の着用等より,「密を避けた調理と静かな短時間の試食」を実施してきました。最後の授業(12月10日,17日)では,晦日そばとお雑煮を試食,おせち料理は持ち帰りました。
履修学生である2年生にとって,感染症対策?食中毒対策も講じたうえでの調理や,料理の相互批評ができない試食は,想像以上に大変だったと思いますが,対面授業の機会をしっかり活かして,熱心に学修していました。
帰宅時には,多くの学生さんに「対面授業をしてくださって,ありがとうございます」と感謝の言葉をいただきました。感染症対策?食中毒対策は学生さんの力がなければ不可能です。飲食を伴う授業実施の困難さに気付き,共に対応してくれる優秀で素敵な学生さんと実験ができることを誇りに感じています。ありがとう!
なお,本授業は,地域創生学科健康科学コースでも同様に行う予定です。
※調理学実験室,試食室,給食経営管理実習室はバーチャルキャンパスツアーでご覧いただけます。
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たたきごぼうとお雑煮の鶴たまごを作っている様子です。
調理台3台を4-5名で使用するなど,密をさけて調理しています。
重箱に詰めた見本用のおせちと(左),お弁当箱の持ち帰り用のおせち(右)です。
お弁当箱2つにきれいに詰めて持ち帰りました。