本文
8月3日土曜日に広島県三次市の三次グランドホテルで、「台湾を知る~台湾の若者はなぜ投票に行くのか~」と題する高校生対象イベントを開催しました。主催は日本の台湾研究者の有志からなるNPO法人SNET台湾で、県立広島大学多文化共生研究センターは共催として企画?運営を行いました。
広島県内の銀河学院高等学校、呉商業高等学校、比治山女子高等学校、広島県立日彰館高等学校、広島県立広島高等学校、広島県立三次高等学校(校名50音順)の高校生9名の皆さんと、県立広島大学?広島大学の学部?大学院で学ぶ台湾人留学生4名の皆さんが「若者の政治参加」という共通テーマについて自由に議論を交わし、充実した日台教育交流、高大連携の機会となりました。
当日は最初にSNET台湾の代表理事である山崎直也帝京大学教授と同特別研究員の許仁碩北海道大学助教が「12のキーワードで知る台湾教育の特徴(山崎教授)」?「台湾若者の『公共』参加」(許助教)と題する講演を行いました。山崎教授は台湾の独裁政権下の教育を振り返りながら、現在の民主主義や自由を重視る台湾社会の形成を紹介しました。許助教は、政治参加を公共の課題への参加としてとらえる視点を提示しつつ、デモを楽しむ台湾の高校生の様子を紹介しました。
その後、日本側高校生4-5名、台湾側留学生2名のグループで、日本と台湾の学校教育、若者の政治への参加のあり方の異同について、白熱した討議が楽しく展開されました。グループ討議を経てなされた高校生の発表はいずれも素晴らしく、SNET台湾の活動の歴史において、一つの里程標となるイベントと評価されるほどでした。
ご参加いただいた高校生と留学生の皆さんに感謝するともに、このような企画を一緒に行う機会を与えていただいたSNET台湾、さらには、ご後援いただいた広島県教育委員会、台北駐大阪経済文化弁事処、広島県日本台湾親善協会、日華友好広島県議会議員連盟の皆様に厚く御礼を申し上げます。
【Aグループの討議の様子】 【Bグループの討議の様子】
【Aグループ発表】 【Bグループ発表】
【終了後、参加者?関係者で集合写真を撮りました】
イベントの様子は毎日新聞でも紹介されました。掲載内容は一部下記からご覧いただくことができます。
掲載日 | 中国足彩网6年8月25日 |
---|---|
掲載媒体?関連リンク |
毎日新聞 24色のペン |
県立広島大学 上水流(かみづる)久彦
Mail:kamizuru@pu-hiroshima.ac.jp Tel:082-251-9534(地域連携センター)