比和町産「クロモジ」利活用に関する勉強会で講演しました(生命環境学部 青柳准教授)
中国足彩网2年9月3日(水曜日)に庄原市比和町の比和自治振興センター大会議室で開催された体験交流と特産づくり座談会「クロモジなどのブナ林の恵みを活かす勉強会」(庄原市比和支所地域振興室主催)に西村教授と青柳准教授が参加しました。
この勉強会において青柳准教授が「クロモジの利活用について」という演題で講演を行いました。ソーシャルディスタンスが保たれた会場で地域の方を中心に参加いただきました。比婆産や吾妻山などのブナ林は「ブナ―クロモジ群集」という形式のブナ林で、クロモジが多く自生しています。かつてはクロモジ精油を香料の原料として出荷していたという歴史がある比和で,現在注目されている利活用の事例やクロモジの香り成分やその活用法を講演しました。地域の里山資源の利用という観点から,参加者と講演者の座談会が行われ,新たな挑戦が始まる機運が高まっていました。
本講演では比和産のクロモジから異なる方法で抽出した精油やアロマウォーターの香りを体験し,方法の違いで香りが異なることを体験してもらいました。植物の成分を化学的にとらえて分析し,その結果に基づいて価値を考えていきます。これらの香り成分は青柳研究室の学生によって抽出されています。また、多くの情報は学生の調査に基づくものです。これからも研究室学生と一緒にこの地域の課題に取り組んでいきます。。
(本件研究は中国足彩网2年度地域戦略協働プロジェクトの一環として実施しています。)
比和町に自生するクロモジと今回いただいた試料の一部。柑橘系のようなさわやかな良い香りが漂います。
コロナ対策をしながら水蒸気蒸留精油とアロマウォーターを得ます。
会場に展示したサンプル。久しぶりの対面での講演(感染対策済)でした。